みなさん、こんにちは。
神奈川県から高知市へ移住をしました「高知。おまちRASHISA」の編集長の小川です。
「高知。おまちRASHISA」を創刊し、2つめの記事となります。偶然にも奇跡的にもこの記事をよんでいただけた方、(∀・`*)テンキューです。
みなさん「よさこい節」って知ってます?
ご存知のかたも多いですよね。高知県民謡です。よさこい節といって高知県の正調よさこいの曲となっています。とってもとっても有名な民謡なんです。
「よさこい節」 高知県民謡
土佐の高知の はりまや橋で 御畳瀬(みませ)見せましょ 浦戸を開けて 言うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ |
よさこい節で有名なのにほとんどのひとに知られていない漁業のまち「御畳瀬(みませ)」

ここは昭和16年まで「御畳瀬(みませ)村」といい、漁業のまちとしておおくのひとが暮らしていました。高知に旅行にきたことがあるかたでこの「御畳瀬(みませ)」に来たことがあるひとはほんとにわずかだと思います。

ちょっと小さいですが、この湾になっているところが「浦戸湾」です。その浦戸湾にあるのがこの「御畳瀬(みませ)」なのです。この御畳瀬のちかくにはあの有名な桂浜(かつらはま)があります。今は亡き「闘犬センター」や「坂本龍馬像」、そして台風中継で有名な「桂浜」。
知名度があるのにほとんど観光客が訪れないこの御畳瀬をほんのすこしだけ紹介したいと思います。
高知県ではこの「御畳瀬漁協」でしか獲れない「沖うるめ・メヒカリ」が有名

ここは「御畳瀬漁協」です。正式な漁港ではなくあくまで高知県漁協が運営をしています。じつは高知県のなかでもこの「御畳瀬漁協」でしか獲れないさかながいるんです。それが「沖うるめ・メヒカリ」なのです。
じつはこの「沖うるめ・メヒカリ」には、とてもおおくのファンがいるのです。このさかなを天日干ししたものがおもに高知市のスーパーで販売しています。わたしもよくいただくのですが、酒の肴にはさいこうなんです。

こどもが食べるにはちょっと塩辛く苦みを感じるのでお勧めしませんが、日本酒がすきなかたにはめっちゃお勧めです。炭火でちょっと炙って食べたら酒がいくらあっても足りないですよ。
この「沖うるめ」は、脂がとってもおおく天日干しをしても、焼いたときに脂がしたたり落ちてくるぐらいです。わたしも生まれてこれまでの間、この魚の存在を一切知りませんでしたからね。
そして、この御畳瀬のちかくには有名な酒造メーカーもあるんです。その名は「酔鯨」。もう全国区の酒造メーカーです。わたしも大好きな日本酒のひとつです。

やはり高知県は酒飲み県と言われるだけあって、高知県全域に有名な酒造メーカーがあるんです。そして、この酔鯨酒造は高知だけではなく、世界でもおおくのひとに飲まれている日本酒でもあるんです。
酔鯨酒造についてはまた社長へのインタビューも試みたいとおもっていますのでこのへんで。。。

御畳瀬漁協ではイカも揚がりますので、沖うるめと一緒によく天日干しされています。わたしはイカが大好きなので、これを酒の肴にしたら倒れるまで日本酒を飲んでしまいますね。

御畳瀬漁協の周辺で唯一の水産会社がこの「干魚のやまさき」です。
高知市もまいにち寒い日がつづいていますが、寒さにも負けず沖うるめやメヒカリを天日干しし続けてくれています。「干魚のやまさき」は、全国にファンがおり、最盛期の12月は出荷のラッシュでてんてこ舞いだそうです。
そして、この「干魚のやまさき」では直接買うこともできるのです。天日干しほやほやの沖うるめ君を買うことができます。御畳瀬漁協の目の前にあるお店ですので場所は説明するまでもないと思います。
高知らしい昔ながらの「漁村」

太平洋の荒波から吹かれる潮風によりトタンはサビつきボロボロに見えますが、浦戸湾の御畳瀬というわずかな土地でおおくの漁師とその家族のかたがたが一生懸命に漁を続けてこられた風景をみることができます。
いまではスーパーや商店もなく買い物をする場所もありませんが、歩いている住人の方々はみなさん気さくで、明るく挨拶をしてくださいます。ほんと気持ちのよいまちです。

商店はほぼシャッターが閉まっていますが、昭和で時が止まったかのようなまちです。昔ながらの高知らしさを味わいたいひとは、この御畳瀬をぶらぶら歩くだけでもきっと癒されると思いますよ。
見たことがないような「ブルー」な海と空

なんといってもこの青々とした海と空が御畳瀬のいいところです。大きくも荒々しい桂浜とはまた一味ちがい、静かで穏やかな浦戸湾も魅力的です。
わたしは横浜にながく住んでおり、みなとみらいや湘南の海をよく見ていましたが、高知の太平洋はまったく別物のようにかんじます。この青さは実際に見ていただくと分かっていただけると思います。
ぜひ、高知観光の際には有名なスポットだけでなく、御畳瀬にも足をのばしてみてくださいね。
横浜市から高知市へ35歳で移住した田舎暮らしに憧れる編集長の小川みのる(@Twitter)です。1部上場企業を退職。家族の介護の為に高知へ。「よさこい、お酒に寛容な県民性、高知らしいレトロな建物」が大好き。サラリーマンをしながら日夜執筆活動をしています。次の世代へわたしの好きな「高知らしさ」をバトンタッチするためにウェブジャーナルを運営中。趣味でトレランをしています。