台風19号が接近している高知市よりこんにちは。
よさこい祭りが終わり1週間が過ぎましたー(まだよさロス中の編集長。。。)。
そして、今週末には東京の原宿で「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい 2018」がはじまるんです!!!(ことしは高知でお留守番です。サラリーマン編集長は辛いんです)。
なので、仕事の合間にコツコツと動画編集し記事の準備をしていました。(動画編集に不慣れで苦労したんです。。。)
その記事が表題にもなっている「全国交流の宴inひろめ市場!!」。よさこい人がよく口にするよさこい祭りの「交流会」ですね。
第65回よさこい祭り 全国交流の宴 inひろめ市場

2018年8月12日(日)21時30分。4日間にも及ぶよさこい祭りのフィナーレを迎えました。多くのよさこいファンにとっては「ここがよさこい祭りの終わり」なんですね。
しかし、全国からよさこい祭りに集まった踊り子にとってはさらにお楽しみのイベントがあるんです。それが「全国交流の宴」。よさこい祭りの観客でこの「よさこい祭りの交流会」を観たことがあるひとはあまりいないと思います^^

「えーー!!だってもう祭りの片付けに入ってるのに、これ以上のイベントなんてないでしょー!!!」って普通の観光客なら思うでしょう^^
熱烈なよさこい祭りのファンなら知ってますよねー。

現在の時刻は22時15分。おまちのアーケードにはほとんど人がいない時間です。そんな夜遅くのひろめ市場前。交流会を知らない観光客が見たら驚きますよね!!だって、ひろめ市場もシャッターが閉まってるんですから w( ̄Д ̄;)wワオッ!!
そして時刻は22時30分!!
なんと、22時30分に一度シャッターが閉められていたひろめ市場がふたたぶオープンしたんです!!!しかし、入口に警備員がおり、横の小さい扉からしか入れないという制限付き!!
あくまで「よさこい祭り 全国交流の宴」というイベントのため、一般客の出入りは「ご遠慮ください」というスタンスなんです。ちなみに編集長は本祭2日間演舞した「踊り子」ですからね。(12日には参加してないけど。。。)
あまりひろめ市場内をバシャバシャ撮影してアップすると、楽しく交流している方々に迷惑なんで、ひろめ市場内の様子は先ほどの動画をご覧くださいね^^
いよいよ「全国交流の宴」がスタート。スタートの挨拶は高知市長!!!

はい!!高知市の岡崎誠也市長です!!!
バッチを付けてないのでもちろん公務ではありませんが、現役の市長が祭りの交流会でみんなと酒を酌み交わす。。。そんな県ほかにあるでしょうか^^
よさこい祭り交流会 トップバッターは「帯屋町筋」

交流会南側の会場(イベント開催場所わからない。。)にて、「全国交流の宴」の司会進行役をされていたのが「帯屋町筋」ですね。まさにホームですから当然でしょー^^
適度に場を盛り上げつつ、やんわりとルールを伝えつつ、そしてトップバッターを務めるところはさすがですねー。まだ来たばかりで場が出来上がっていないなかでの演舞。ぜひご覧ください!!!
交流会演舞その②「NTTドコモ」・・(この先から順不同)
帯屋町筋の盛り上がりの後での演舞はちょっと荷が重い。。。と思いきや踊り子さんみんなめっちゃ楽しそうに踊ってましたね。もう交流会なんでどのチームも緊張感から解放され純粋によさこい鳴子踊りを楽しんでいます!!
交流会演舞その③「とらっく」

ここで金賞チームが登場。帯筋も盛り上がりましたが、やはり金賞チームの時の雰囲気は別物でしたねー。わたしも含めてカメラ撮影が突然!!増えましたから^^
交流会でもとらっく名物「よいさー!ほいさー!」を会場の踊り子みんなでやりましたね!!(編集長は撮影に専念。。。またしても参加できず( ノД`)シクシク…)。
交流会演舞その④「やいろ」

チーム名「やいろ」。こちらのチームは大阪・名古屋を中心としたチームですね。どのチームも楽しそうに踊りますねー!!
比較的、交流会だと隊列はなかなか組むことができないんですが、やいろさんはきっちり列もそろっていましたね。練習したがやろうか~^^
交流会演舞その⑤「よさこい踊り子隊SUNNYS」
SUNNYSは通常女の子だけのジュニアチーム。「SUNNYSが夜の交流会に!??なんで!!?」って思いましたがすぐにわかりました。関係者を含めた大人だけの参加だったんです。
ちなみに動画の右に写っている女性、、、めっちゃダンスが上手、、、ていうか完璧に踊れてるんですが(笑)。インストラクターですかね!!!とにかくその女性を観ているだけでも見る価値ありの演舞だと思います。
交流会演舞その⑥「そらいろ」
「そらいろ」は東日本を中心としたチーム構成。比較的年齢層はひろめ。しかし、東日本を中心とした踊り子が練習をおこない、高知のよさこい祭りに来て、交流会で楽しそうに踊る!!!生半可な気持ちじゃできないですよね。見ていてつい応援したくなるようなチーム。
そんな「そらいろ」の踊り子は心からよさこい祭りを楽しんでいました!!
交流会演舞その⑦「岡山県のうらじゃ音頭」

つぎに紹介するのがこちら。おそらく交流会で一番盛り上がったのがこちらのチームじゃあないでしょうか!!(わたしもあの輪のなかに入りたかった~)
じつは編集長もチーム名がわからず、演舞していたのが岡山県にある総踊り「うらじゃ音頭」ということしかわかりませんでした。でも、交流会にきた様々なチームの踊り子が「うらじゃ音頭」に混ざり、まさに交流会で段トツに盛り上がりましたねー!!!
編集長も来年はぜひ一緒に踊りたいものです!!!
交流会演舞その⑧「十人十彩」

去年「よさこい大賞受賞」の十人十彩。よさこいの踊り子にもファンが多いチーム。じつはわたしも結構好きですね。ほにやのように「柔らかくしなやかな踊り」とは違い、「キレのある力強い踊り」なのが特徴。
ことしは「銀賞」となりましたが、練習量はどのチームにも負けてないという自負もあり、どの踊り子も最高の笑顔で演舞していました。やっぱり十人十彩の演舞は迫力がありますね!!!
交流会演舞その⑨「旭食品」

最後にご紹介するのが「旭食品」。
こちらは女性のみのチームですね。「旭食品」もよさこい祭りでは人気のあるチームのひとつ。最近では金賞受賞の常連となっていますね!!!
もちろん交流会でもやってくれましたー!!「ひらひらの布の舞」。。。(正式名称が分からないんでわたしはそう呼んでいます)
踊り子が円(えん)になり、花火のようにそこから布がひらひらと舞うんです。よさこい鳴子踊りって基本的には前にしか進まないんですよ。しかし、旭食品の踊り子は一度円(えん)になるために隊列を崩して後ろにさがるんです。
普通のチームなら「綺麗にととのった隊列を崩すなんてっ!!」って思うかもしれませんね^^
よさこい祭りは常に「進化」する祭りであり「踊り」である
よさこい鳴子踊りをたった1ヵ月半でプロデュースしたひとを皆さんご存知ですか!!?
「・・・・・・」
すみません急に!!。よさこいの踊り子ならご存知かと思います。はい!そうです!!愛媛県出身の作曲家である「武政英策」ですね。
▼武政氏が生前に「郷土芸能」について話していたこと▼
「郷土芸能は民衆の心の躍動である。誰の誰べえが作ったかわからないものが、忘れられたり、まちがったりしながら、しだいに角がとれシンプル化していくものである。要は、民衆の心の中に受け入れられるかどうかが問題で、よさこい鳴子踊りにしても、時代や人によって変わってきたし、これからもどんなに変わっていってもかまわないと思っている。」
引用:岩井正浩著書「これが高知のよさこいだ!」より
はい!!これがよさこい鳴子踊りの生み出した武政氏の考えなんです。
要するに「みんなの心に受け入れられるかどうか」なのです。他県の伝統的な祭りとちがい、毎年「変化」の激しいよさこい鳴子踊りですが、踊り子も観客も感動することができればいいんだと思います。
「正調よさこい」という伝統ばかりを気にするのではなく、常に「進化」を続ける祭りだからこそ、全国各地に「よさこいファン」が増え続けているのだと思います。
この先も、進化を続けながら私たちの次の世代まで続き文化であってほしいなあと心から思うのです。
関連記事:5分でわかる高知の「よさこい祭り」の歴史
横浜市から高知市へ35歳で移住した田舎暮らしに憧れる編集長の小川みのる(@Twitter)です。1部上場企業を退職。家族の介護の為に高知へ。「よさこい、お酒に寛容な県民性、高知らしいレトロな建物」が大好き。サラリーマンをしながら日夜執筆活動をしています。次の世代へわたしの好きな「高知らしさ」をバトンタッチするためにウェブジャーナルを運営中。趣味でトレランをしています。