創業109年。高知で一番古くから続くお豆腐屋『下田食品』

高知市土居町よりこんにちは。
毎日お味噌汁を作るのが日課になっている「高知。おまちRASHISA」編集長の小川です。

最近、めっきり少なくなった商店街のお豆腐屋さん。むかしはどの商店街にもお豆腐屋さんがあり、その場でカットしてくれていました。

いまの時代、お豆腐を買うのはスーパーという方々がほとんどだとおもいます。

しかし、ここ高知市には109年つづくお豆腐屋さんがあります。その名も「下田食品」。老舗とはおもえないフランス語の店舗名「フェリル・ボワ」。いったいどんなお豆腐屋さんなのでしょうか。

高知でいちばん古い豆腐屋「下田食品」

ここが「下田食品」のお豆腐直売所。

ここは高知市土居町。高知で有名なはりまや橋から南に10分ぐらい歩いたところにあります。この辺は閑静な住宅街。ところどころに商店もありますが、住居が密集している地区です。

その一角にあるお豆腐屋さん『下田食品』が私の豆腐に対するイメージを一変させてくれたお豆腐屋さんなのです。

おそらく高知市に住んでいても下田食品のお豆腐を知らない方が大多数だとおもいます。なぜかというと下田食品のお豆腐をスーパーで買うことができないからなんです。

こちらは下田食品の直売所。お揚げやおからなどを含めても結構種類がありますよね。おぼろ豆腐や焼き豆腐など、スーパーではあまり見かけない商品です。中にはミッキーやミニーの形をしたお豆腐もありますね^^

私がお豆腐に対するイメージが根本的に変わったのがこの『百年豆腐』です。それまで近くのスーパーで40円でお豆腐を買っていた編集長にとって、8倍もの価格差のあるお豆腐をただただ「高いなあ~」って思っていました。

しかし、結果的に『百年豆腐』を食べてお豆腐に対するイメージがガラッと変わることになりました。今までスーパーで買っていたお豆腐とは別物なんです。お豆腐って『味がないもの』だと思っていました。それが、調味料をつけずに食べて「美味しい」と感じることができたのが驚きだったのです。

下田食品4代目

お豆腐屋というと『頑固おやじ』をイメージしてしまいます^^
飾り気のない小さな工場で職人が黙々と豆腐をつくり、深い水槽に豆腐が入っていて、注文後に切り分けてくれる感じなイメージ。編集長が小学校の頃、地元にあったお豆腐屋さんがそんな感じでした。

しかし、下田食品はそんな一種の「重たさ」を一切感じず、若い女性でも気軽にお豆腐を買い求めることができるような雰囲気なのです。

カーテンの向こうがお豆腐の製造工場なので、一般的にイメージされるようなお豆腐屋なのですが、入口や直売所は女性的な柔らかいイメージの店づくりとなっています。お豆腐屋に『LOVE TOFU』ってなかなかないいですね^^

ん!?売店に女性スタッフが!!
きっとこの下田食品ではたらくスタッフの方なのでしょうね。もしかしたらこの方が直売所の装飾などを担当されている方なのかもしれない^^

「いらっしゃいませ~」と元気に声をかけてくれるこの女性スタッフこそ、下田食品4代目下田知加さんです。4代目というと頑固一徹に伝統を守り通している頑固おやじを連想してしまう編集長。とっても笑顔が素敵な方ですね^^

現在、下田食品は4代目の下田知加さんと、その4代目を支える製造責任者の弟さん、知加さんの妹さんの兄弟3人が3代目の父の跡を継ぎお豆腐屋で働いています。(ちなみに3代目のお父様はアルバイトでお手伝いしているそうです)

下田家3人兄弟以外にも、総勢10名近いスタッフがお豆腐の製造や配達を担っています。

下田食品の豆腐はいったいどこで食べられているの!?

じつは下田食品のお豆腐は高知県のスーパーで一切販売をしていません。主に商品を卸しているのは小学校、高校、病院、居酒屋、うどん屋など多岐にわたります。私たちは食べたことがなくても、子供たちは学校の給食で食べていることになります。実際に給食に下田食品の豆腐が出てきていたとしても、そこに『下田食品』の屋号はどこにも書いていないので、子供たちが親にお豆腐について話すこともないでしょう。

しかし、普通に考えれば『お豆腐をスーパーで販売しない』というのはもったいない気がしてしまうのです。そんな疑問点などもあり、4代目下田知加さんへインタビューをさせてもらいました。インタビューの記事については、第2話でご紹介をする予定となっています。(第2話近日公開予定)

下田食品の豆腐はすべてが300円もするようなものではないのです。日常的にお味噌汁の具材などに使いような木綿どうふであれば130円で販売しています。当然、その価格の違いというのは『大豆やにがりの種類や量、そして豆乳濃度』などがあります。しかし、スーパーで販売しているような『大量生産』ではなく、手作業で1つずつ丁寧に作っているのです。

大量生産ではない選択肢

次回は下田食品さんがどのように考え今のスタイルでお豆腐屋を続けていらっしゃるのかということをお聞きしたいと思います。

世間では40円の激安豆腐が食卓を席巻しています。消費者にとっては『安いから家計に助かる』と思っていることでしょう。しかし、スーパーでの激安販売の裏には薄利多売で苦しむ豆腐製造メーカーが多数いるのです。

最盛期には全国で3万軒ちかくあったお豆腐屋さんも、現在では6千軒。存続しているお豆腐屋さんも高齢化と担い手不足が進み減少に歯止めがかからない状態なのです。

私たちが当たり前のように安く買っているお豆腐の現状と今後についても下田知加さんへのインタビューでヒントを得ることができれば思います。

下田食品の店舗情報
  • 住所 高知県高知市土居町6-1
  • 店舗名 felille bois(フェリル ボワ)
  • 定休日 水曜・日曜日
  • 営業時間 9:00~16:00
  • 電話番号 088-831-5028
  • 駐車場 2台
  • 公式ウェブサイト 下田食品〜 felille bois 〜
  • Instagram  felillebois

関連記事:第2話「お豆腐屋の使命」はこちらからどうぞ!

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