『土佐の台所』-大橋通り商店街

クリスマスも終わり年末モードに入るおまちの商店街よりこんにちは。
年末の食材を探しに商店街をいったりきたりの編集長小川です。

 まもなく平成30年も終わりが近づいています。今年も色んなことがありました。編集長が印象に残っているのはやはり『築地市場最後の競り』でした。東京で生まれ育った私にとって『築地市場』というのは『昭和~平成』の食を下支えした『台所』だったのです。
 『築地』といえば『鮮度が良い』、『安心』というイメージがありました。そんな物語も終わり『豊洲』という新たなスタートを切りました。ぜひ豊洲市場も築地市場以上に活気のある市場になることを願ってします。

かつては公設市場として賑わっていた大橋通り商店街

 こちらは高知市の中心にある『大橋通り商店街』。高知に観光へ来られた方ならご存知でしょう^^。
 8月になれば『よさこい祭り』の演舞の舞台となるおまちの商店街。大橋通り商店街自体は演舞場にはならないですが、超混雑の商店街で唯一安心して買い物をしたり、ゆっくり休むことができるところなのです。

官公庁や企業が密集しているのでランチ時は賑わいをみせる大橋通り商店街

 普段はそんなに混雑していませんが、よくニュースに出るような『シャッター商店街』ではなく、とても活気のある商店街なのです。
 しかし、高知市にジャスコ(現在のイオン旭店)が登場すると、元旦から営業をするようになり、周りのスーパーがそれに追随。年始にスーパーが営業しているので、わざわざ年末に年始用の食材を買い込む必要がなくなりました。

昭和30年代の大橋通り商店がいの様子

 また、高知市には多くの無料駐車場付き大型スーパーがオープン。電車か車で有料駐車場を使いおまちの商店街まで買い物に来るひとが随分減ったのです。

平日のお昼どき。ランチは何にしようかと歩く会社員を多く見かけます。

 わたしは高知に来るまで転勤や出張で多くの地方都市へ行きました。岡山、広島、山口、島根、鳥取、宮崎、鹿児島、高松、徳島などと比較しても、駅近くにある商店街の活気はトップレベルだと思います。
 特に大橋通り商店街と帯屋町商店街はシャッター率が異常に少ないのです。

 その理由として大きいのは、スーパーでは買えない地産地消の個性的な商店が多いという理由があると思います。
 もちろん、日本で現存する最も古い路面電車の便利さを理由にあげない訳にはいかないのですが、それを差し引いても多くの魅力的なお店があることで、わざわざ買いに来るひとが多いのだと感じます。

ついつい食べ歩きをしてしまう松岡蒲鉾店のお惣菜

 こちらは松岡かまぼこ店。高知市民なら誰でも知っているお店ですね^^
特徴的なのはてんぷらやフライの種類がものすごく多いということ。色々ありすぎてついつい買い過ぎちゃった人も多いんじゃないでしょうか。

お客様への前置きがおもしろい。『店長は声が大きいですが、決して怒っているわけではないのでお気になさらず』という配慮(笑)

 でも松岡かまぼこ店で美味しいのはてんぷらやフライだけはないのです。実は『やきそば』なんです。お店で製造したてんぷらのカットと揚げ玉が入っている焼きそばは個人的に大好き^^。お昼時に大橋通り商店街を通るときはついつい買っちゃいますね。

松岡かまぼこ店 住所 高知市帯屋町2-4-3

定休日 年中無休(年始1月1日2日はお休み)

営業時間 平日8:00~19:00/日曜祝日8:00~18:30

電話番号 088-872-3916

駐車場 近くのコインパーキングをご利用ください
炭俵焼きカツオで有名な『楠長』

 こちらは昭和27年創業の『楠長』さんです。ここも有名な鮮魚店ですね。高知では通常『藁焼きタタキ』が一般的。ですが、この楠長さんは『炭俵』を使っています。
 詳しくは分かりませんが、藁焼きより炭俵を使ったほうが『焼きにムラが出ない』ということなのです。

 お刺身の種類が豊富!!

 もちろん、炭俵焼きタタキ以外にも種類がとっても豊富。そして、スーパーで売っていないような魚種のお刺身もそろっているんです。
 この日は『石鯛、金目鯛、イサギ』が並んでいました。結構な高級魚が安価で提供されています。編集長的には大好きなお刺身。カツオもいいですが、高知沖で漁獲される魚を食べたいなら『楠長』はおすすめです。

県外発送すれば喜ばれること間違いなし!!
楠 長(くすちょう) 住所 高知市本町3-1-12

定休日  日曜日 (年始1月1日2日3日はお休み)

営業時間 8:00-18:00

電話番号 088-822-1355

駐車場 近くのコインパーキングをご利用ください
大橋通り商店街の路地裏

 大橋通り商店街の路地裏はとっても魅力的。メイン通りもいいですが、路地裏に入らないと見つけることができないお店もいいですよね。

昭和を思わせるレトロな雰囲気

 スナックや居酒屋、喫茶店はもちろん、「お店に入るの勇気いるな~」って思うほどレトロでディープなランチ営業している定食屋などもあります。こういう路地裏でも営業を続けていけるということも、商店街にひとが来ているという証拠なんです。

こういうお店もわくわくしちゃいますね。
さすがにここはややシャッター率高いですね。
空を見上げれば懐かしい『H型煙突』
人通りは少ない落ち着いた雰囲気

 表通りとちがい、人通りは少ないですが、裏通りにもお店がびっしり。ほとんどのお店が営業しています。

賑わいの影には大橋通り商店街の地道な努力がある

 大橋通り商店街は、おまちの商店街でも様々なイベントを催しています。例えば、『よさこいアンコール』です。よさこい祭りの本祭終了後は観光客誘致の取り組みとして、大橋通りアーケード内にてよさこい踊りを行っています。

よさこい祭り受賞チームも数多く出演します

よさこい祭り本祭期間中は近隣のホテルが超がつくほど満杯になり、本州からくる観光客のよさこい祭りをなかなか見れないんです。そんなよさこい好きの方々が、お盆開けに大橋通り商店街でよさこいを見れるんです。なんてよさこい好きに優しくうれしいイベントなのでしょうか^^

そして、忘れてはいけないイベントがこちら『土曜夜市』です。
 梅雨の時期からよさこい祭りまでの期間中、毎週土曜日に商店街でお祭りが開催されるんです。

 子供が遊べるイベントが盛りだくさん!子供は露店で遊びお父さんは露店でビールとつまみを買って飲んでいる姿がよく目に入ります^^

実はこの『土曜夜市』も始めたのは『大橋通り商店街』なんです。今ではおまちの商店街全体でイベントを実施しています。もう初夏にはなくなてならないイベントですね。

編集長がめっちゃ好きなイベント!!

 毎年3月に開催する『土佐のおきゃく』。高知市中でお酒や伝統食、よさこいなどの企画が満載。わざわざこのイベントのために高知へ訪れる観光客が結構いらっしゃると聞きます。

土佐のおきゃく2018の様子

 大橋通り商店街では『土佐のおきゃく』開催時に『南国土佐皿鉢祭』を実施しています。とにかく一見の価値ありです。県内の料理人が技を競い合い創り上げた皿鉢料理は圧巻^^
 ちなみに『皿鉢料理』とは、高知県の伝統食で、1つの皿に盛られた料理を家族全員で食べるという『共同飲食』のためのものでした。皿鉢料理についてはまた詳しく記事にしたいと思いますので、説明はこの辺で。

あまりのすごさに立ち止まって見とれてしまった編集長でした

大橋通り商店街のよさこいチーム

 大橋通り商店街といえば、全国的にも知名度のあるあのよさこいチームがあります。もうご存知ですよね。そうです!『大橋通り踊り子隊』。

 よさこい祭りがはじまる2か月前ぐらいから大橋通り商店街ではよさこいを練習する風景を見ることができるのです。他の地域ではみることができない高知らしさ満点な光景なんです。

よさこい祭り本祭までほぼ毎日のように練習をしています

継続的な努力の積み重ねの先にあるもの

 このように大橋通り商店街は、年間を通じて多くのイベントを開催しています。もちろん、おまちの商店街と共に企画開催をしています。しかし、単独に開催しているイベントも多く、いかにお客様に商店街へお越しいただけるかを考え取り組みをなされているように感じます。

昭和30年代の大橋通り商店街の様子

 ただ、昔のように多くのひとで賑わう商店街を復活させることが難しいでしょう。しかし、スーパーやコンビニが至るところにあり、わざわざおまちの商店街まで買いに行かなくても生活に支障がない今日。
 おまちの商店街は何のために存在するのか。そんなことを今後はより一層問われるのではないかなあと思います。

 ひとつだけ言えることは『みんなが気づかないうちに思い出の詰まった建物やお店はなくなっている』ということです。
 耐震性や担い手の問題もあり、一概に『残す』ことがベストではないと思うのです。しかし、みんなの思い出が詰まったものが1つ無くなることで、高知はその分『高知らしさ』を失っていきます。

全国的に山積しているこの問題。一朝一夕では解決できませんが、大橋通り商店街商店街のように、常に考えて行動をするということ。とても大事だと感じます。

『高知。おまちRASHISA」は、大橋通り商店街の取り組みを引き続き応援していきたいと思います。

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