第3話「出来立てのお豆腐を食べてほしい」

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新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

お正月はお酒ばっかり飲んでいた編集長小川です^^
すでに1月7日ですが、今年もはりきって高知らしい記事を書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

 早速ですが、今回の記事は『下田食品 4代目の豆腐屋改革』の最終話(全3話)。第2話では『お豆腐の使命』と題して4代目下田知加さんへのインタビュー内容をご紹介致しました。今回は前回のインタビューを引き続きご紹介するとともに、「出来立てのお豆腐を食べて欲しい」という想いから生まれた直売所『 felille bois フェリル ボワ」について書いていきたいと思います。

直売所を始めたきっかけ

種類が豊富な下田食品の直売所

-編集長-
下田食品に直売所をつくったのはどのような想いからなのでしょうか。

-下田知加-
 私が高知に帰ってきた時、下田食品のお豆腐はスーパーに卸していませんでした。出来立てのお豆腐ってとても美味しいのに、その出来立てのお豆腐を食べてもらえないのがとても残念でした。なんとかして出来立てのお豆腐を食べて欲しいと思い、父(下田食品3代目)に直売所の件を相談しました。でもなかなか了承してもらえなかったんです。
 「ここは強行突破しかない」と怒られることを覚悟し、直売所を作るため、元は事務所だった部屋を少しずつ整理していきました。ものを移動したり捨てたりと少しずつ行動に移したんですが、案の定、父からは怒られました(笑)。しかし、下田食品の出来立てのお豆腐を食べて欲しいという想いで直売所計画をすすめていきました。

-編集長-
すごい行動力ですね(笑)

「おぼろ豆腐」ってスーパーじゃ見かけないですよね

-編集長-
今後、直売所を通して、お客様にどんなライフスタイルを提供していこうとお考えですか。

-下田知加-
 普段スーパーで買い物をしているけど、お豆腐だけは下田食品で買ってくださる方がいらっしゃることに感謝しております。毎日ではなくてよいので、友人同士で集まる機会や家族の誕生日には「下田食品のお豆腐で鍋や湯豆腐を作ろう」という風になってくれると嬉しいと思っています。

高知県で生産された大豆を使用

-下田知加-
 お豆腐がお土産やプレゼントとして贈られるのもいいですね。特に若い女性は美容と健康に気をつけている方々が多いので、下田食品のお豆腐をもっていったら喜ばれたというお話をお客様からお聞きしました。
 ご年配の方々ならお豆腐を好まれると思いますし、晩御飯のおかずにもなるのでお土産やプレゼントをする習慣が広まればと思っています。
 ただ、プレゼントとしてのお豆腐であればパッケージを変える必要があると思っています。今はまだそこまでは出来ませんが、お豆腐をそういうライフスタイルの位置づけにしたいですね。

-編集長-
お土産やプレゼントにお豆腐っていいですね。ダイエットにも(笑)

店内はお豆腐屋というよりセレクトショップのような雰囲気

-下田知加-
 そうですね。美容と健康に気をつけている女性の方々にもっと食べて欲しいと思っています。
 また、お豆腐は赤ちゃんからおじいちゃんまで食べることができるので、「あそこのおじいちゃん90歳だからおぼろ豆腐にしよう」、「あそこの家には0歳の赤ちゃんがいるからお豆腐持っていけば離乳食に使えるかな」って考えて贈ることができるんです。
 今後はもっとお豆腐を贈り合えるようなライフスタイルになればいいと思っています。

-編集長-
たしかにお豆腐なら赤ちゃんからおじいちゃんまだみんな食べれますよね。

高知では厚揚げを煮物に入れる方が多いそうです

-編集長-
 将来、直売所以外にどのような展望がありますか。

-下田知加-
 老若男女にお越しいただけるような豆乳を飲めるカフェを作りたいと思っています。赤ちゃんからお年寄りまでみんなが飲めるようなものを提供したいですね。
 そのためにも今よりもっとお豆腐について勉強し、お豆腐の良さを消費者に伝えていきたいと思っています。 

-編集長-
 豆乳が飲めるカフェですね。珈琲が飲めない人にとってうれしいと思います。しかも、お豆腐屋さんの豆腐なら出来立ての美味しい豆乳が飲めるのも大きな魅力ですね。

出来立ての豆乳を飲めるのも直売所の魅力のひとつ

-編集長-
最後になりますが、下田さんは4代目としてどんな未来を描いていますか。

-下田知加-
 今、下田食品が作ったお豆腐を小学生から高校生までが給食などで食べてくれています。その子たちが大きくなって、下田食品のお豆腐を食べた時、「このお豆腐って小学校の給食の時に食べていたお豆腐だ。」って当時を懐かしむ光景を見たいですね。

-編集長-
素敵な未来ですね。小さい頃に食べていたものって、大人になっても絶対に覚えていると思います。私も下田食品のそんな未来見てみたいです^^

-下田知加-
 もうひとつあるんですが、私がお豆腐の製造で担っていた作業を新しいスタッフが担うようになってきているんですが、そうやってお豆腐を作ることを通して人と人がつながっていくことに感動するんです。
 お豆腐屋を通して、働いているみんなを幸せにしたい。スタッフが誇りをもって働いていけるように導いていきたいと思っています。

-編集長-
 『スタッフみんながお豆腐屋で働くということに誇りを持つ』
下田食品にとってその未来は決して遠くないと思います。ぜひ今の子供達が大人になってもずっと下田食品のお豆腐を食べることができる未来を期待しています。
 長い時間インタビューさせて頂きありがとうございました。

-下田知加-
こちらこそありがとうございました。

終始笑顔でインタビューにお答え頂きました。その笑顔とフレンドリーな4代目がいる直売所からはお客様との楽しそうな会話がいつも聞こえてきます。

出来たてを食べれるという価値

『出来立て』と聞いてすぐに連想するのは『パン屋さん』という人は多いと思います。実際、出来立てのパンは香りもよく美味しいですよね。

しかし、『出来立てのお豆腐』を買うことって最近難しくなってきていると思います。私たちができることとすればスーパーで出来る限り賞味期限の長いものを選ぶぐらいではないでしょうか。

そんな『出来立てのお豆腐』を提供してくださる数少ないお店が下田食品の直売所なのです。


直売所には『もめん、絹ごし』以外にも、『厚揚げ、豆乳、おから、おぼろ』なども販売しています。

まるでプリンを食べているような

特におぼろ豆腐は『お豆腐とは思えないような滑らかさ』なんです。私はおぼろ豆腐に『ボカ(黒糖を固める前のもの)』をかけて食べるんですが、デザート感覚で食べています^^

お味噌汁には『もめん豆腐』を使います

これは下田食品の『もめん豆腐』で作ったお味噌汁。お豆腐の味と風味をしっかり感じることができるので、5歳の息子にも食べさせました。もちろん完食!!

ビールのおつまみに!!

『たま厚』は、今までの人生で体験したことがない食感でした。少し温めてから食べると美味しいと思います^^

高知県の四万十大豆を使用した『きな粉』
大豆の関連商品も充実しています
にがりを使っているだけに『お塩』も販売。2種類とも天日塩でつくられた正真正銘のお塩。

下田食品4代目のお豆腐屋改革

全3回でご紹介させてもらった『下田食品』。
インタビューをさせて頂き、さらに『下田食品』が考えるお豆腐やお豆腐の未来、現在の問題点について知ることができました。

最盛期に3万軒あったお豆腐屋は今では6千軒にまで減少。むかし近所にあった手作りのお豆腐屋さんはほぼ姿を消しました。

4代目の下田知加さんがおっしゃっていた『若いひとがどうやったらもっとお豆腐を食べてくれるか』という問題。すぐには解消できる問題ではありませんが、私たちが出来ることとして、近くにお豆腐屋さんがあれば試しに買って食べてみるといことではないかと思います。

時間がないとついついスーパーで買い物を済ませてしまいます。しかし、友人と家で鍋を囲むときや家族の誕生日などの機会にはぜひ手作りの出来立て豆腐を試してみて欲しいと思います。

私も今回の取材をきっかけに『お豆腐』に目覚めました(笑)。とりあえず、鍋をするときには『下田食品』のお豆腐を買って作りたいと思います^^

『高知。おまちRASHISA』は引き続き『下田食品』の描く未来を応援していきたいと思います。

(有)下田食品 住所 高知県高知市土居町6-1

店舗名 felille bois フェリル ボワ

定休日 水曜・日曜日

営業時間 9:00-16:00

電話番号 088-831-5028

駐車場 2台

HP  下田食品〜 felille bois 〜

Instagram felillebois

関連記事:第1話「お豆腐のイメージを変えたい」はこちらからどうぞ!
関連記事:第2話「豆腐屋の使命」はこちらからどうぞ!

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