高知市の沢田マンションよりこんにちは。
東南アジアの雰囲気が大好きな「高知。おまちRASHISA」編集長の小川です。
さて、今日は高知の九龍城こと「沢田マンション」の1階にあるカフェに訪れています。自由な発想で住民が住むカオスなマンションとして有名ですよね。
その1階に知る人ぞ知るカフェ「藁屋(わらや)」があります。
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高知の地野菜が食べられる絶品ランチ「藁屋(わらや)」

こちらが沢田マンション。敷地のそとからみればいたって普通のマンションですね。しかし、中に入れば超個性的な建物ということがよくわかります。

沢田マンションのなかに入るとミュージックのような現代アートが。少なくてもわたしにはアートに見えます^^

沢田マンションのほぼ1F中心に「藁屋」があります。現代アートミュージックの特設会場みたいな雰囲気に入るのがわくわくします。
先ほど、女性2人組みが入口で入るかどうか迷っていました。その気持ちよくわかります。中がまったく見えないので初めてくるひとは不安になりますよね。

なかに入るとイメージ通り、現代アートミュージックですね。テーブル席には絵画が展示されていました。アートに興味がありの方ならこの雰囲気たまらないと思います。

- テーブル席は全部で4つ。4人掛けが1つ。2人掛けが3つあります。それ以外はカウンター席になります。
- 可能です。わたしもテーブル席予約しました。それ以外の席もすべて予約席でしたので絶対に食べたい!という方は予約おすすめです。
088-819-2048

ランチは「藁屋定食」か「ササカリー」の1つだけ。
- 藁屋定食 950円
- ササカリー 850円 ドリンクはランチメニューに含まれていません。
「藁屋定食」

藁屋定食で提供されている野菜は高知の地野菜ということ。野菜を提供することにこだわりをもたれている「藁屋」。
少量多種でボリューム控えめの藁屋定食は女性にはぴったりのサイズ。ご飯も「古代米」をブランドし、健康面にとても配慮されていました。






「ササカリー」

ササカリーは、店主の苗字である「笹さん」からきています。カレーも美味しいですが、付け合わせや小鉢の高知の地野菜がほんとにうれしいですね。


ササカリーはこれで850円。そんなに辛くないので、女性もお子様でも安心して食べることができると思います。
「藁屋(わらや)」店舗情報
- 住所 高知県高知市薊野北町1丁目10−3
- 電話 088-819-2048
- 営業時間(ランチ) 11:00~15:00(L.O.14:30)
- 営業時間(ディナー) 金、土、日のみ18:00~22:30(L.O.21:30)
- 定休日 月曜日
- 予約 可(12:00~13:00の来店は予約をおすすめします。)
- 駐車場 なし(近隣に四国銀行、スタバ、YAMADA電機の店舗駐車場がたくさんあります。)
- その他 完全禁煙
- 藁屋のSNS 藁屋の公式Facebookページ
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全メニュー200円
- ・珈琲(hot/iced)
- ・紅茶(hot/iced)
- ・カフェインレスコーヒー(hot)
- ・ジンジャーティー(hot/iced)
- ・ルイボスティー(hot/iced)
- ・100%オレンジ
- ・100%アップル
- ・100%グレープフルーツ
- ・クランベリージュース
- ・自家製梅ソーダ(250-)
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全メニュー300円
- ・物部村 柚子のベイクドチーズケーキ
- ・人参と生姜のスパイスケーキ
店主の笹さんへインタビュー
ランチの営業時間が終わり、すぐにディナーの仕込みをはじめるオーナーの笹さん。実は笹さんは大阪出身。高知出身の奥さんと高知へ移住をされたのです。編集長と一緒ですね^^

ーー笹さんは大阪出身とお聞きしたんですが、なぜ高知に移住されたんですか
笹さん 実は妻が高知出身なんです。妻とは大阪で出会ったんですが、介護の関係で高知へ移住することにしたんです。
私は大阪で外食の大手チェーン店で働いていたんですが、退職して高知で転職しました。
ーーなぜカフェで独立しようと思われたんですか?
笹さん 実はお店を始めたのは妻なんです。妻の妹が陶芸をやっており、その器を使ってお店をやりたいというのがきっかけでした。
まだその頃はわたしも会社に勤めており、いつの間にか自分がお店をやることになりましたね(笑)。もともと私も妻も料理をつくるのが好きなんです。
ーー藁屋の定食にはたくさんの野菜が使われていますが、どういった考えで高知野菜を提供されているんですか?
笹さん 外食の大手チェーン店で働いていると、通年固定されたメニューなので、通年同じ野菜が使われていたんです。
なにかそういう閉鎖された感覚を感じ、きちんと食に向き合いたい考えました食にかかわるからには、季節感や旬をきちんとお客様に伝えられるお店にしたいと考えました。

また、高知には「街路市」という文化が根付いていて、新鮮な野菜を仕入れることができる環境がととのっていたんです。
なので、街路市で仕入れる新鮮な野菜を極力つかおうと考えました。そういう野菜で食事をだせたら面白いだろうなあと思ったんです。
ーーランチとディナー営業のちがいはどんなところですか?
笹さん 夜の営業のメインは単品料理です。なので形がきまってない分、創作の余地があり面白いですね。
なので、ランチはたべにきたことはないけど、夜に営業にはよく来るという方がけっこういらっしゃいますね。

ーーランチでは笹さんの名前がメニューになっている「ササカリー」がありますが、なぜ定食以外にカレーを提供されているんですか?
笹さん 藁屋に来ることができるお客様に年齢的な制限を設けたくなかったからなんです。子供を連れて藁屋に行きたいけど、野菜が苦手だと食べるものに困ってしまいますよね。
なので、カレーを提供することでちっちゃい子でも藁屋に足を運んでくれると考えてのことなんです。
ーーたしかに「ササカリー」ってほとんど辛さを感じなかったです。これならちっちゃい子供でも食べれますね。
ーー今後の藁屋の展望をお聞かせください。
笹さん 藁屋に来ていただくお客様がずっと長く楽しんでもらえればと考えています。 例えば、お腹のなかに赤ちゃんがいる方がしばらくしてその赤ちゃんを抱っこして来店してきてくれると嬉しく感じます。
そんな感じでお客様のライフイベントを温かく見守っていきたいと思っています。

ーーそういうの素敵ですね。ちなみにわたしみたいに男性のひとり客でも歓迎してくれますか(笑)。
笹さん もちろんです(笑)。おひとりのお客様は多いですよ。男性の方にももっとお越しいただきたいですね。
ーー笹さんが考える「高知の魅力」を教えてください。
笹さん 高知の魅力はやはり「食べ物」だと思います。新鮮で美味しい海産物って全国どこでもあると思うんです。
高知の魅力ってそういうものじゃないと思います。例えば、ちゃんと藁で焙乾した鰹のタタキや農産物ですね。高知は1年中を通してタケノコを食べます。春にはタケノコ、夏には淡竹(はちく)、秋には四方竹(しほうちく)。
飛び道具じゃなくても観光客にむけてPRできるものがたくさんあるはず。わたしは農産物は高知の一番の魅力だと思っています。

ーーなるほど。色々お聞かせいただきありがとうございます。ちなみに笹さんはプライベートでどんな趣味があるんですか?
笹さん バスケですね。中学と高校、それ以降はクラブチームでずっとバスケをしていました。15年ブランクはありますが、高知にきてまたバスケをはじめたんです。
ーーちなみにポジションは?
笹さん パワーフォワードです(笑)。

ーー(やっぱり。体格がいいからそうだと思いました。。。心の声)。
ーー今日は仕込みでお忙しいところインタビューにご協力いただきありがとうございました。
笹さん こちらこそ。ぜひまた来てくださいね。

ランチ営業の片付けとディナーの仕込みのある忙しい時間にも関わらず、1つ1つの質問に対してじっくり考えてから答える笹さん。とても誠実な人柄がうかがえました。
営業中に食事をしたときも、来客したお客様と会話を楽しまれていた笹さん。お客様との信頼関係がしっかりしている証拠。
更なるお店の発展を期待しています。本日はありがとうございました。
藁屋の口コミ
恒例の”口コミ”コーナー!まずはツイッターより!
高知で食べた美味しいカレー。藁屋さん。
— RyoTracks (@RyoTracks) 2017年9月4日
カレーも美味しいんやけど、ビックリしたのが野菜がめちゃくちゃ美味しい。
左上の小鉢は大根のように見えて、なんと洋梨にコチュジャンベースの味付けをしたもの。右上のはほうれん草にクリームチーズにイチジク。これがなぜか最高。料理って無限大。。 pic.twitter.com/JU8ZwJe5fZ
今日は初、沢田マンションの藁屋さんでランチしました(*^^*)
— わこと@3歳👦子育て中・webライター&イラスト描き (@wakotozakka) 2015年10月8日
高知野菜がふんだんに使われていて美味しかったです。店長さん?や店員さんも素敵な方々でした!また行こう〜。 pic.twitter.com/4QOv78sRnp
お次はインスタの”口コミ”です。
観光客にこそぜひ行ってほしいカフェ

オーナーの笹さんは、高知の地野菜を創作料理というかたちで提供されています。直接農家さんからも野菜を仕入れられています。
このお店だけでも魅力満載ですが、さらに「沢田マンション」という高知県民なら誰でも知っている象徴的なところにお店を出されているというのも素敵ですよね。

高知市にきた観光客は「おまち」の明神水産やひろめ市場でカツオのたたきを食べる方が大勢おります。
しかし、もしランチのチャンスがもう1日あるとしたら、ぜひ沢田マンションと「藁屋」に来てみてください。高知の地野菜を数多くの種類食べることができる数少ない飲食店です。
そして、観光客の皆さんは予約を忘れずに!!
横浜市から高知市へ35歳で移住した田舎暮らしに憧れる編集長の小川みのる(@Twitter)です。1部上場企業を退職。家族の介護の為に高知へ。「よさこい、お酒に寛容な県民性、高知らしいレトロな建物」が大好き。サラリーマンをしながら日夜執筆活動をしています。次の世代へわたしの好きな「高知らしさ」をバトンタッチするためにウェブジャーナルを運営中。趣味でトレランをしています。