みなさんはじめまして。「高知。おまちRASHISA」の編集長の小川です。
この高知県を舞台にしたウェブマガジンは、城下町である高知市をクローズアップして記事にしていこうと思っています。少しずつですが更新していきますので、ぜひおまちのファンになっていただけたらうれしいです。
さてわたしの自己紹介はまたべつにさせていただくとして、さっそく記念すべき第1号の記事を書いていこうとおもいます。
過疎のまちとはおもえない「おまちのアーケード」

この写真は平日の11時頃にさつえいしました。結構ひとがいると思いませんか。わたしも神奈川県から高知県へ移住をしたんですが、このおまちのアーケードのひとの多さに結構びっくりしましたよ。
でも地元のひとに言わせると「まえはもっと賑わっていたのに。。。」と、遠くを見つめて振り返るおんちゃんがとても多いです。まあ、むかしを知らないわたしなんかは「すごいなあ」とつくづく思ってしまいますね。

そうなんです。これだけひとが少ないんですよ。人口減少率でいえばまもなく46位に転落のおそれがあります。

そして、おどろくことに東京にある世田谷区よりも人口が少ないんです。ひとつの市区町村よりも人口がすくないなんて思いもよりませんでした。
とても個性的なまち「高知市の中心街」

ご存知ですね。観光名所として有名な「はりまや橋」。はりまや橋もおまちのアーケードのすぐちかくにあるんです。みなさん期待してはりまや橋を見にいかれる方が多いとおもうのですが、いささか期待はずれになるとおもいます。
なぜかというと、すでにはりまや橋をかける必要のあった川がコンクリートの下へと埋められているのです。したがって、橋はもう必要ないのです(笑)。まあ高知の有名な民謡でもでてくるんで、とりあえず作って残しておくかみたいな感覚ですね。
高知市の台所「大橋通り商店街」

ここはおまちのアーケードのひとつ「大橋通り商店街」です。この商店街は老舗の食品店が軒をつらねています。かまぼこ、魚、野菜、鰹節、漬物、カツオのたたきなど。年末には高知県外からもおおくの観光客や押し寄せる商店街です。一切、全国チェーンのお店なんてないですよ。高知県にしかないようなお店ばっかり。わたしもここを歩くとわくわくしますね。
土佐沖でとれた魚のてんぷらをその場で立ち食い「松岡かまぼこ」

ここは創業58年に「松岡かまぼこ」さんですね。わたしもよくお昼ご飯をかいにきますよ。高知ではさつま揚げのことを「てんぷら」と呼ぶのです。立ち食い用、夕食のおでんの具材、酒の肴のために松岡かまぼこさんは重宝しています。
しかし、じつは知らないひとがおおいのですが、松岡かまぼこの焼きそばめっちゃおいしいんですよ。主に土佐沖でとれたエソという魚を使ってつくられたてんぷらや天かすをいれて作っているんです。
高知県在住の映画監督が運営するミニシアター「ウイークエンドキネマM」

大きなシアターはありませんが、セレクトミニシアターがあります。ここは高知市在住の映画監督「安藤桃子さん」が昨年の10月にはじめたばかりなのです。上映作品は、主に安藤桃子さんが厳選。高知でまだ上映されたことのない作品の配給を受けて上映しています。
大手の映画館ではなく、個人である安藤桃子さんが、「桃子商店」という株式会社を立ち上げ開設にいたっています。おまちのアーケードに老若男女が集う場所となっています。ちなみにこの「ウイークエンドキネマM」は会員制となっていますので、ご覧になりたいかたは事前にこちらの用紙をダウンロードしてお申し込みくださいね。
はりまや橋商店街の路地にある「魚の棚商店街」

個人的にこういう商店街めっちゃ大好きです。ここはおまちのアーケードのひとつ「はりまや橋商店街」からさらに路地にはいったところにある商店街なんです。もう路地好きなわたしにとってわくわくドキドキしすぎちゃいますね。
八百屋、総菜屋、魚や、乾物屋、ゲストハウスなんかもあります。店舗は10店舗にも満たない商店街ですが、高知らしい場所のひとつですね。
県民が昼から酒を飲んでいるという噂の「ひろめ市場」

言わずと知れた観光スポットですね。ひろめ市場にいったことがあるひとは多いんではないでしょうか。そして、県民が昼から酒を飲んでいるという噂は。。。本当です。まあ観光客も紛れていると思います。
このなかのお店には絶品のカツオのタタキを食べれるお店があるんですよ。またつぎの機会に紹介をしたいと思います。ちなみにはじめて観光でいく場合、週末の夜はめっちゃ混雑しますよ。ビールと餃子を手に持ちながら席をさがす観光客はお決まりの光景ですね。
路地にはいれば酒好きのまちのディープなお店

おまちのアーケード街には、路地にはいる道がたくさんあります。ちょっと道をそれれば酒好きの好きそうなディープな飲み屋がたくさんあります。高知のおんちゃんたちはそれぞれ馴染みのお店があり、よく連れて行ってもらいましたね。5人ぐらいしか入れない飲み屋なのにめっちゃ美味しい料理がでてくることもよくありますよ。
高知ではあまりぼったくりなお店はありませんので安心していろんなお店に行ってもいいと思うんですが、やはりディープなお店は高知県民に連れていってもらうのが楽しい夜を過ごすポイントですかね。もし知りたければ紹介しますよ。高知のディープなお店(笑)。
いまは「昭和」ではないかと勘違いしてしまう「おまち」

わたしは高知市に移住してくるまえは全国転勤族でした。地方都市のアーケードをたくさん歩いてきましたが、あまり活気がなく、一部シャッターが閉まったお店が目につきました。とくに平日の夜なんかは人通りもすくないのでさみしいんですよね。
しかし、高知市にある「あまちのアーケード」はほとんどシャッターがしまったお店がなく、メインストリートから路地裏のお店にいたるまで元気に商売をしています。
そして、数少ない全国チェーン店を押しのけて、高知ならではのお店がとくに元気です。お酒好きの県民性なので飲み屋や屋台がとても多いですがね。クジラやカツオ、ウツボ、手長エビなど、高知らしい海の幸を売っているお店もたくさんあります。
ご存知のかたも多いと思いますが、広末涼子の実家もこの帯屋町アーケードにありました。今はビルのオーナーですが「広末金物店」の標識はのこっていますよ。ぜひさがしてみてください。
横浜市から高知市へ35歳で移住した田舎暮らしに憧れる編集長の小川みのる(@Twitter)です。1部上場企業を退職。家族の介護の為に高知へ。「よさこい、お酒に寛容な県民性、高知らしいレトロな建物」が大好き。サラリーマンをしながら日夜執筆活動をしています。次の世代へわたしの好きな「高知らしさ」をバトンタッチするためにウェブジャーナルを運営中。趣味でトレランをしています。