「高知。おまちRASHISA」は「高知らしさ」を次の世代へ

地方では今どんなことが起きているのか知っていますか。

・耐震のために建築物の建て替え
・道路幅拡張
・農地の住宅転用
・河川の護岸工事
・ショッピングモールや全国チェーン店の出店
・過疎地域へのコンビニ出店
・昔ながらの商店の閉店(後継者不足)

どんどん地方のまちが住みやすくなっているのです。
都市圏に住んでいなくても、なに不自由なく暮らすことができるのです。

おおくの家族は、休みになるとイオンへいきます。そして、スシローでご飯を食べ、マックでソフトクリームを食べ、スタバでコーヒーを飲みます。夕飯はイオンで買った揚げ物などの総菜で夕食をすませる。テレビは全国ネットのクイズ番組。

わたしたちは日本のどこにすんでいてもおなじような生活をおくることができるのです。

 

個性なき平均的なまちに移住を促進する地方自治体の矛盾

都市からひとを呼べ集めろの大合唱がつづいていますね。どの自治体へいっても「U&Iターン促進」がめだちます。実際にわたしも横浜から高知市へ家族でIターンをしました。

じつは、高知市に住んでいるんですが、横浜での暮らしとそう変わらないことに気づくんですね。イオンで買い物、マックで昼食、スタバでカフェ、テレビでクイズ番組を見るなど。

ほかのひとは違うんだろうけど、わたしは気づいたら一緒じゃんと思ってしまいました。そんな平均的なまちへ「移住しませんか」という大合唱が続いているんです。

 

どこも同じような地方都市

インフラの整備はとても大切だとわたしも思います。耐震のための建て替えも大事だとおもいます。しかし、ここ20~30年のあいだに地方は大きく変貌をとげてしまっています。

まさしく金太郎飴状態です。

以前のしごとでは、全国転勤や出張がおおく、地方都市の良い面も残念な面もたくさん見てきました。その中でもやはり一番残念なのが、「どこも同じような都市」なのです。香川、愛媛、徳島、山口、広島、岡山、兵庫、岐阜、愛知、神奈川。

 

私の移住先の高知市も平均的なまちへ変貌中

やはり、私が移住してきた高知市も同じような運命です。巨大なイオンモールがひとの流れと生活スタイルを大きく変えてしまいました。一斉に全国から押し寄せてきた全国チェーンの飲食店に客が奪われています。

だからといって、努力もせずに昔のままの商売をしていれば、その商店も消えてなくなってしまうのです。

しかし、私たち市民は思い出の場所を次々と奪われていっているのです。家族で一緒に過ごした場所、学生時代に友人と遊んでいた場所、特別に思い入れのある場所、この建物を見ると故郷を実感できる場所。

 

わたしたちは無くしてはじめてきづく

思い出の場所がなくなり、はじめて気づくのです。「なくした存在の大きさに」。

わたしがこのウェブを立ち上げるにあたり思ったことは「これ以上、地元らしさを見送らない」ということです。なくなるのがわかっていながら何もせず、気が付いたら新しいマンションに変わっていたということは今までもありました。

その建物の所有者でないので口出しはできません。しかし、これ以上なにもせずに「高知らしさ」がなくなっていってしまうのが嫌なんですね。

 

「高知。おまちRASHISA」が提案するもの

多くの人が知らない思い出の場所の現状です。きっとこのアーケードは近々新しい建物になるでしょう。思い出の場所がマンション、コンビニ、駐車場、パチンコ屋になる例は多いですよね。

生活が便利になるかわりに、みなさんの思い出がひとつなくなっていくのです。

 

「おー久しぶりー!」、「東京から帰ってきたんかー!」、「立派になったねー!」。

故郷の商店街を歩いているこんな会話がある光景。地元に帰ってきたなあってしみじみ思います。このひとたちとの会話だけでも「地元らしい」。些細なことですが、こういうものの積み重なりが「その町らしさ」なのだとおもいます。

 

移住でもない、観光でもない、「関わり」を作っていきたい

東京に住む若者が、高知市のとある漬物店と関わる。老夫婦で経営する小さな商店。若者は高知へそのたちに会いにいく。もくてきはなんでもいい。手伝い、立ち話、一緒にお茶を飲むなどなんでも。

都市にはない「高知らしさ」を求めて地方の「高知」と関わる。必要とされて関わる。決して観光でも移住でもない。定期的に目的をもって高知へ旅に行く。濃くもなく薄くもない適度な距離感。

どちらも気がらくでありながら、久しぶりに会うとうれしい。期待していないがたまに頼るときがある。思いもよらない時に頼られる。そんな「関わり」を作り出せればいいなと思っている。

 

高知県民とのお酒の関わり

高知の飲み文化である「ベク杯」ですね。

高知県民と一緒に「ベク杯」やりましょう。高知に来て「高知県民とベク杯で日本酒対決」。県民とこんなお酒のかかわりがあったらちょっとうれしいですよね。観光では味わえないお酒を通した緩いつながり。

こんなお酒文化も一緒にしていければなんておもいます。

 

まだまだ創刊したばかりです。
これからこの「高知。おまちRASHISA」を少しずつ育てていきたいと思います。そして、このウェブジャーナルは「見る」だけでないのです。参画型ウェブジャーナルなのです。

ぜひ、小さいまち「高知市」ですが、皆さんと私たちが楽しくゆるく関われる日が来ることを楽しみにしています。

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